フルート修理が多い一日でした。
服部管楽器 服部です!
本日はフルート修理が多めの一日となりました。
まずは分解するところからスタートです。
バラバラに。
皆さん、一年くらい調整していない方が多くいらっしゃるのですが、
できましたら季節ごとに一回調整しておくのが望ましいですよ^^
気温や湿度に応じての調整ができますので、
いつもいい状態で演奏していただけますからね^^
タンポも膨らんだり縮んだりと変化をするのですが、
ヘッドコルクの状態もかなり重要であると思います。
頭部管。
※この左のキャップがいつまでもクルクル回るようでしたら間違いなく、ヘッドコルクの消耗です。
頭部管の中にコルクが入っているのですよ。
これ。このコルクがヘッドコルク。
こうように反射板にジョイントされています。
日常ではヘッドコルクを見る機会はないと思いますが、
少なくとも一年に一回は交換したいパーツです。
ほんとうは半年に一回交換してもいいと思っています。
このヘッドコルクが古くなってくると、
とたんに音に響きがなくなります。
音も小さく、音の密度が薄くなる印象です。
ただ、タチが悪いのは、
それでも音は出ちゃうんですよ。
音が出るから、故障かどうかわかりにくいんです。
多分、古いコルクか新品のコルクに交換したら、すごく吹きやすくなったのが実感できると思いますよ。
特にピッコロはわかりやすくて、このコルクが悪いと高音が出にくくなっちゃいます。
ちょっと前まで吹けたのに、最近どうも調子が出ない、という場合はご相談くださいね。
ヘッドコルクだけなら3000円で修理できますし、
楽器の調整と合わせても初回でも12000円で収まることが多いです。二回目以降は調整のみなら4000円でできます。(タンポ交換が必要ない場合)
一度、怖がらずにご相談ください^^
最後に新品のコルクと古いコルク。
やっぱり新品はきれいですね!!
服部管楽器
岡山県岡山市北区表町3-5-32
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