管楽器のリペアマンというお仕事

服部管楽器社長の服部さとしが管楽器の修理や日常を紹介します!

フルート修理の話。心がけていること。

フルートの調整。

フルートの調整で心がけているのは、
再低音までストレスなく鳴ることと、
指が喜ぶ状態にすること
でしょうか。

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指が喜ぶ状態って、かなり感覚的なんですが、
持ってみたら違いがわかるし、吹いてみたらよりわかるんですよ。

逆に指が気持ち悪いと、やっぱり演奏してみてもしっくりきません。

指が喜ぶというのにはいくつもの条件がありましてですね。
以下のどれかがかけていても成り立たないのですよ。

・タンポがきっちりふさがっていること。
・バランスが適正に取れていること。
・キーのガタがないこと
・キーのオイルが適正なこと
・キーのバネ圧が圧が適正かつ、揃っていること。
・キーの高さが揃っていること。

ここまでやれば(といっても通常の調整で行う作業ですが)通常は再低音までストレスなく鳴ってくれます。
これ以外に原因があるとすればヘッドコルク・タンポの消耗などが考えられます。

15年前の開業以来、たくさんの奏者に喜んでいただいております^^
ご興味がありましたら服部管楽器までお持ちください。

※最近は服部管楽器の3階に立てこもって、楽器の修理をしています。
服部にご用の方は一階スタッフにお申し付けください。3階へご案内いたします!
2回目以降は直接3階に来てくださってかまいませんので!